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ミヤマクワガタ

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 お盆休みに和歌山の祖母の家に行ってきた。今回は4日間滞在し、知り合いの子供にあげるためミヤマクワガタを捕まえることにしていた。
 初日は子供の頃よく昆虫採集に行っていたお墓を見に行った。子供の頃はミヤマクワガタが大量にいたので、期待していたが、カナブンしかいなかった。祖母が言うにはミヤマクワガタは最近あまりみることがないらしい。調べてみるとミヤマクワガタの雌は25℃以下でないと産卵しないらしく、気温の上昇で数が減っているとのこと。
 2日目は昔大量にミヤマクワガタがいた山椒畑の上の山を見に行くことにした。道が細いので途中で車を止めて歩いて行くことにしたが、途中に獣害防止柵が設置されており、入ることができなくなっていた。仕方がないのでお墓を見に行ったがカナブンしかいなかった。
 結局4日間毎日お墓を見に行ったが、最終日にカブトムシの雄が紅葉の木にたかっていたくらいで、ミヤマクワガタの姿を見ることはできなかった。
 家に帰る途中、祖母の家から10分ぐらいのところに、どんぐりの木が数本立っていたので車を止めて木を蹴ってみるとノコギリクワガタの雄が2匹落ちてきた。昔はミヤマクワガタばかりでノコギリクワガタはほとんど見ることができなかったが、ミヤマクワガタの数が減ったため生息域が拡大してきているのかもしれない。半ば諦めモードで道路脇にある小さなどんぐりの木を見てみると上の方にミヤマクワガタが3匹たかっていた。手で木を揺らして落ちてきたところを捕まえ持って帰ろうと袋の中に入れたのだが、ミヤマクワガタは他のクワガタと比べても寿命が短く可哀想になり結局逃がすことにした。知り合いには見つけられなかったことにしよう。  D
2019年08月19日 13:03

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