便利さの裏には・・・
この数週間、北朝鮮第2代最高指導者 故金正日総書記の長男、金正男氏の暗殺事件が連日報道されています。
暗殺された金正男氏は本物なのか?国家ぐるみの犯行ではないか?との様々な情報が入り混じっています。もし、この事件が日本だったら…政府はマレーシアと同じ対応をしていたか?と思います。
ニュースやインターネットで殺害時の映像が流れているのを見ていると、情報がすぐに手に入る事は良い事ですが、ネットの書き込みや動画などを簡単に投稿出来る事が恐ろしいことだと実感しました。
遺族がまだ身元確認に訪れることができないのも、次のターゲットと言われているだけに安置されている付近に遺族が近づけないのではないかといったことが報じられています。万人が得ることのできる情報を善用するも悪用するも得る人次第だと思うと、加熱する報道も犯行グループ側に優位に流れることがなければ良いなと思います。
昨今、サイバー攻撃などの目に見えない犯行も横行しており、国もそうですが、企業も自己防衛(ネット関係)をしていかなくてはなりません。
今年からマイナンバー制度が本格的に始動しています。昨年、国税庁のHPがサイバー攻撃を受け一時、閲覧が出来ない状態になっていました。私たちの身近でいえば、人気のスマホアプリもIDが乗っ取られたり、写真が流出するなどもよく耳にします。
便利になると失うことも新たな弊害が生ずることもあり、プラスばかりではありません。日々進化しさまざまな問題をクリアすることは容易ではありませんが、それに対応していく社会でご活躍される方へ少しでも当センターがお手伝いできることがあればと思っております。
理事長 井上 貴史