OSEKKAI
最近報道も少し落ち着いていますが、先月発覚した千葉の虐待事件。
近隣では女の子の叫び声、父親の怒鳴り声が聞こえていたそうだか、誰も通報することがなかったのか?
当時小学3年生だった女の子がどんな思いで書いたかと想像するだけでも胸が詰まるアンケートに書かれたSOS。けれど結果的に環境が改善されることはなかった。
父親に恫喝され、怯んでしまった各関係機関の職員の方々・・・
報道を見るたびにさまざまな感情や疑問が湧いてきます。
今更どうすることもできないことですが、どれをとっても、周りの対応がもう少しその家庭に踏み込んでいれば、何か変わっていたのかも・・・
この類の事件の登場人物に誰もがなる可能性があるのが近所の住人ではないでしょうか。
昔と違い、隣近所でどんな人が住んでいるかわからないなんてよく聞く話で、「話もしたこともないしどんな人かも知らないから下手に通報して逆上されても怖い」と、通報することを躊躇してしまうという人が多いんじゃないかと思います。
「少しお節介ぐらいがちょうどいい。」
児童虐待防止関連のサイトなどで最近よく見かけるフレーズです。
平成も終わってしまいますが昭和の良きご近所付き合いが、虐待もそうですが、災害時にも大変役立つと言われています。良い距離感のお付き合いを見直すのも良いかもしれません。
先日、大阪市では今年度以降、児相職員の増員と児相増設との方針が発表されました。
こうした各自治体の対策が生かされ、悲惨な事件が二度と起こることがないことを祈るばかりです。
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